問14 2013年9月学科
問14 問題文択一問題
所得税の生命保険料控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.生命保険料控除は、払い込んだ保険料の額や保険契約の種類に応じて、所定の額がその年の所得税額から差し引かれる税額控除である。
2.平成21年に締結した生命保険契約を平成24年に契約転換した場合、転換後契約は引き続き平成21年当時の生命保険料控除が継続して適用される。
3.個人年金保険料控除の対象となる生命保険契約は、保険料払込期間が10年以上であること等の一定の要件を満たし、個人年金保険料税制適格特約が付加された契約である。
4.介護医療保険料控除の対象となる生命保険契約は、保険金受取人が契約者(=保険料負担者)またはその配偶者のいずれかである介護保険契約ならびに医療保険契約に限られる。
問14 解答・解説
生命保険料控除に関する問題です。
1.は、不適切。生命保険料控除は、一般・個人年金・介護医療といった保険契約の種類や、払い込んだ保険料額に応じた額が、その年の所得から差し引かれる所得控除です。
2.は、不適切。平成23年12月31日以前に締結した生命保険でも、平成24年1月1日以降に契約更新・転換や特約の中途付加を行うと、以降は新たな生命保険料控除制度が適用されます。
3.は、適切。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、保険料の払込期間が10年以上であることが必要(一時払いは対象外)で、個人年金保険料税制適格特約の付加も必要です。
4.は、不適切。一般の生命保険料控除や介護医療保険料控除の対象となる生命保険契約は、保険金受取人が、契約者(=保険料負担者)または配偶者、その他の親族(6親等以内の血族と3親等以内の姻族)のいずれかである保険です。
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