問40 2013年5月学科
問40 問題文択一問題
消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.消費税は、原則として、事業者が国内において対価を得て行う商品等の販売やサービスの提供に対して課税される。
2.一定の期限までに所定の届出書を所轄税務署長に提出し、簡易課税制度を選択した事業者は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の課税期間について簡易課税制度が適用される。
3.簡易課税制度を選択した事業者は、事業を廃止した場合等を除き、原則として最低2年間は本制度の適用を継続しなければならない。
4.新たに設立された法人は基準期間がないため、設立した事業年度は資本金の額にかかわらず、消費税の免税事業者となる。
問40 解答・解説
消費税に関する問題です。
1.は、適切。消費税の課税対象の原則は、「事業者が事業として対価を得て行う、資産の譲渡・貸付け・サービスの提供」、「輸入取引」です。
2.は、適切。消費税の簡易課税制度は、「基準期間」の課税売上高が5,000万円以下の場合に選択できます。
ちなみに、消費税の基準期間は前々事業年度(2年前)です。
3.は、適切。消費税の簡易課税制度を選択した場合、2年間は変更できません(事業廃止・災害等を除く)。
4.は、不適切。新たに設立された法人のうち、資本金1,000万円以上の法人は、設立後1期目〜2期目の事業年度は、自動的に課税事業者となり、3期目以降は通常通り、前々事業年度(2年前)の課税売上高が1,000万円を超えているかで判断します。
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