問16 2013年5月学科

問16 問題文と解答・解説

問16 問題文択一問題

任意加入の自動車保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.対物賠償保険では、自動車を運転中に誤ってその運転者自身の自宅(持家)に自動車を接触させ、その自宅に損害が生じた場合、保険金支払いの対象となる。

2.一般条件の車両保険では、洪水・高潮により自動車に損害が生じた場合、保険金支払いの対象となる。

3.人身傷害補償保険では、被保険者が自動車事故で死傷した場合、損害額から自己の過失割合分を除いて、保険金が支払われる。

4.対人賠償保険では、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)から支払われる金額にかかわらず、保険金額を限度に、損害額と同額の保険金が支払われる。

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問16 解答・解説

自動車保険(いわゆる任意保険)に関する問題です。

1.は、不適切。対物賠償保険は、自動車事故で他人の車やモノなどに損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険ですが、運転者自身・父母・配偶者・子に対する損害に対しては、補償対象外です。

2.は、適切。車両保険は、盗難または衝突、接触、火災、爆発、台風、洪水などの偶然な事故による契約車両の損害に対して、補償されますが、地震や噴火によって生じた津波や地震・噴火による損害は、特約の付帯が必要です。
地震・噴火・津波は、別途契約したり特約付帯が必要なのは、地震保険と同じですね。

3.は、不適切。人身傷害補償保険で支払われる保険金は、自動車事故における自己の過失部分も含め、損害額全額が支払い対象です。

4.は、不適切。対人賠償責任保険で支払われる保険金は、自賠責保険の補償額を超えた分の損害額(上限は保険金額)です。

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