問4 2013年5月学科
問4 問題文択一問題
労働者災害補償保険(以下「労災保険」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.事業主は、常時使用する労働者数にかかわらず、労災保険に特別加入することができる。
2.労災保険の保険料は事業主が全額を負担し、保険料率は業種にかかわらず一定率である。
3.労働者が労災病院で療養補償給付として療養の給付を受けた場合、当該療養の給付に係る労働者の一部負担金はない。
4.遺族補償年金の支給額は、遺族補償年金の受給権者と生計を同じくする受給資格者の人数にかかわらず一律である。
問4 解答・解説
労働者災害補償保険に関する問題です。
1.は、不適切。労災の特別加入制度とは、中小事業主や自営業者といった労働者以外の人でも、その業務の実情・災害の発生状況などにより、特別に任意加入を認める制度です。
事業主の場合、常時使用する労働者数が一定数以下(業種によって異なる)の場合、労災に特別加入できます。
2.は、不適切。労災の保険料は、事業主が全額負担しますが、労災保険率(保険料率)は、業種により異なります。労災事故の可能性の高い(保険給付の可能性が高い)事業は保険率が高く、そうでない事業には低く設定されています。
3.は、適切。労災の療養補償給付とは、労働者が業務上の負傷・疾病により、労災病院・労災指定医療機関で、自己負担無しで療養(医療)の給付を受けることです(現物給付)。
4.は、不適切。遺族補償年金(業務災害)・遺族年金(通勤災害)は、受給資格のある遺族の人数等に応じて給付基礎日額の日数が増減するため、支給額が異なります。
(遺族1人…153日分、遺族2人…201日分、遺族3人…223日分、遺族4人…245日分)
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