問2 2013年5月学科
問2 問題文択一問題
ライフプランを作成するうえで活用する主なデータに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.男女別・年齢別の平均余命についての統計値は、内閣府の「国民生活白書」に記載されている。
2.幼稚園から高等学校卒業までの教育費用総額についての統計値は、文部科学省の「子どもの学習費調査」に記載されている。
3.1世帯当たりの1ヵ月間の収入と支出の金額の統計値は、総務省の「家計調査」に記載されている。
4.家計における金融資産の保有額や借入金残高の統計値は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」に記載されている。
問2 解答・解説
ライフプランニングに活用する統計データに関する問題です。
1.は、不適切。老後にいくら必要かという老後資金を算出するためには、「どれくらい生きられるのか」という目安となる平均余命を知る必要がありますが、厚生労働省は簡易生命表として、年齢別・性別の生存率や平均余命を発表しています。
(正確な数値は国勢調査をもとにした完全生命表で発表されますが、国勢調査は5年ごとしか実施されないため、毎年の推計値を簡易生命表として発表しています。)
2.は、適切。子どもの教育費は家計の大きな負担となるため、早いうちから計画的な貯蓄が重要ですが、文部科学省の「子どもの学習費調査」は、幼稚園から高等学校卒業までの教育費用総額についての統計値が記載されています。
なお、保育園は厚労省所管のため、保育料の統計値は記載されていませんが、認可保育園は公立幼稚園、認可外保育園は私立幼稚園として読み替えることで、ある程度試算は可能です。
3.は、適切。「家計調査」は、家計の収入や支出の実態(個人の消費支出動向)を把握するために、1世帯当たりの1ヵ月間の収入と支出の金額の統計値として、総務省が発表します。
4.は、適切。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」では、二人以上の世帯と単身世帯に分けて、家計の金融資産の保有額や借入金残高の統計値を発表しています。
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