問35 2012年5月実技資産設計提案業務
問35 問題文
仮に、平成24年10月1日にMX銀行(日本国内に本店のある普通銀行)が破綻した場合に、MX銀行における下記預金のうち、預金保険制度によって保護される金額の上限額として、正しいものはどれか。
●「榊原俊樹」名義
普通預金:30万円
当座預金: ―
定期預金:100万円
外貨預金:240万円
●「榊原商店 榊原俊樹」名義
普通預金:200万円
当座預金: 20万円
定期預金:830万円
外貨預金:240万円
注1:平成24年10月1日において、俊樹さんおよび榊原商店ともに、MX銀行からの借入れはない。
注2:普通預金は決済用預金ではない。
注3:預金の利息については考慮しないこととする。
1. 1,000万円
2. 1,020万円
3. 1,130万円
4. 1,180万円
問35 解答・解説
預金保険に関する問題です。
銀行が破綻した場合、預金保険制度により、預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息等が保護されます(利息のつかない決済用預金は全額保護)。
よって、資料のうち、当座預金は利息のつかない決済用預金ですので、全額保護されます。
ただし、金融機関の破綻時には、1つの銀行に、同じ人が複数の口座を開設している場合に、それらを合算して保護金額を算定する「名寄せ」が行われます。
名寄せの際、個人事業主の預金は、事業用と事業用以外は、同じ人の預金とされます。
また、外貨預金は預金保険機構の補償対象外のため、金融機関破綻時も補償されません。
よって、元本1,000万円までとなるのは、普通預金30万円・定期預金100万円・事業用の普通預金200万円・事業用の定期預金830万円です。
よって、30万円+100万円+200万円+830万円=1,160万円>1,000万円
となり、保護されるのは1,000万円までということになります。
従って、預金保険制度で保護される金額(最大金額)は、
1,000万円+当座預金20万円=1,020万円
従って正解は、1,020万円
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