問18 2012年5月実技資産設計提案業務

問18 問題文と解答・解説

問18 問題文

杉田さんは、平成24年3月末で34年8ヵ月勤め続けてきた会社を定年退職した(支給された退職一時金は2,000万円である)。杉田さんの退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、「退職所得の受給に関する申告書」は提出済みである。また、杉田さんの退職は、障害者になったことに基因するものではない。

1.  75万円
2. 110万円
3. 150万円
4. 220万円

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問18 解答・解説

退職所得に関する問題です。

退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられます。

よって、勤続期間34年8ヶ月の杉田さんは、勤続年数35年とされます。
よって問題文での退職所得の計算式は、
=〔2,000万円−{40万円×20年+70万円×(35年−20年)}〕×1/2
={2,000万円−(800万円+1,050万円)}×1/2
=(2,000万円−1,850万円)×1/2
=75万円
従って正解は、75万円

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

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