問13 2012年5月学科
問13 問題文択一問題
個人年金保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.保証期間付終身年金は、年金支払開始後の保証期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合には、残りの保証期間に対応する年金または一時金が支払われる。
2.10年確定年金は、年金支払開始後10年間、被保険者が生存している限り年金が支払われる。
3.夫婦のいずれかが生存している限り年金が支払われる夫婦年金保険は、年金開始時の原資が同額であれば、夫あるいは妻だけを被保険者とする終身年金よりも毎年の年金額は少ない。
4.変額個人年金保険は、保険料を株式や債券などで運用し、その運用の実績によって年金額や解約返戻金額などが増減する。
問13 解答・解説
個人年金保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。保証期間付終身年金は、保証期間中は被保険者の生死に関係なく年金が受け取れ、保証期間経過後は生存している限り、年金を受け取ることができる保険です。
よって、保証期間中に被保険者が死亡すると、残りの保証期間に対応する年金、または一時金が支払われます。
2.は、不適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われますので、10年確定年金であれば、年金支払開始後10年間は、被保険者の生死に関係なく年金が支払われます。
3.は、適切。夫婦年金は、夫婦のいずれか一方が生存している限り、年金を受け取ることができますが、同額の年金原資の場合、夫だけ・妻だけを被保険者とする終身年金よりも毎年の年金額は少ないです。
夫婦どちらかが生きていれば支給される分、夫婦どちらかだけの終身保険よりも支給額が少なくなるのは当たり前ですね。
4.は、適切。変額個人年金保険は、株式や債券などで運用される保険料の運用実績によって年金額や解約返戻金額などが増減します。
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