問9 2012年1月実技個人資産相談業務
問9 問題文
Aさんは,年末調整による平成23年分の所得税額の見込み額を計算することにした。そのために作成した下記の表の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。
*表にある「□□□」の部分は,問題の性質上明らかにできないために,それぞれ数値を伏せている。
問9 解答・解説
所得税の申告納税額に関する問題です。
まず、給与所得=給与収入−給与所得控除で、Aさんの給与収入は10,000千円ですから、
給与所得=10,000千円−(10,000千円×10%+1,200千円)=7,800千円
よって、(1)の正解は、7,800(千円単位)
次に、(2)は配偶者控除の額ですが、配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が38万円以下の配偶者であれば、適用されます。
Aさんの妻には所得がありませんから、Aさんは配偶者控除38万円の適用を受けられます。
よって、(2)の正解は、380(千円単位)
その他の控除額は、問題文の表に204万3千円とありますから、
Aさんの所得控除合計=38万円+204万3千円=242.3万円 です。
また、Aさんの給与所得は780万円ですから、
課税給与所得金額=給与所得金額780万円−所得控除合計242.3万円=537.7万円
従って、(3)算出税額=課税給与所得金額537.7万円×20%−42.75万円=64.79万円
よって、(3)の正解は、647.9(千円単位)
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