問33 2012年1月学科
問33 問題文択一問題
所得税における各種所得の金額の原則的な計算方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.給与所得の金額の計算方法は、「収入金額−給与所得控除額」である。
2.退職所得の金額の計算方法は、「(収入金額−退職所得控除額)×1/2」である。
3.一時所得の金額の計算方法は、「(総収入金額−その収入を得るために支出した金額の合計額−特別控除額)×1/2」である。
4.雑所得(公的年金等を除く)の金額の計算方法は、「総収入金額−必要経費」である。
問33 解答・解説
各種所得の計算方法に関する問題です。
1.は、適切。給与所得=給与収入−給与所得控除 です。
給与所得控除は、個人事業主の必要経費に当たるもので、給与収入額に応じて決められています。
2.は、適切。退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 です。
退職所得控除の金額は収入に対してかなりの割合で、しかも最後に2分の1となるため、退職所得にはあまり税金がかかりません。
3.は、不適切。一時所得=収入額−収入を得るために支出した額−特別控除50万円 です。
また、一時所得は、総所得金額を算出する際に、その2分の1が合算対象です。
4.は、適切。公的年金等以外の雑所得=年金以外の雑収入の合計−必要経費 です。
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