問30 2012年1月学科

問30 問題文と解答・解説

問30 問題文択一問題

Aさん(居住者)は、平成23年中に、X投資信託(国内公募追加型株式投資信託)から<資料>のとおり収益分配金の支払いを受けた。この収益分配金に係る課税関係等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

<資料>
収益分配金の金額                       :   1,500円
収益分配金落ち前のAさんの個別元本の金額 :  10,000円
収益分配金落ち前の基準価額             :  11,000円
※いずれの金額も、1万口当たりのものである。

1.Aさんが受け取った収益分配金のうち普通分配金の金額は、1万口当たり1000円である。

2.収益分配金落ち後のAさんの個別元本の金額(1万口当たり)は、10000円である。

3.X投資信託の収益分配金落ち後の基準価額(1万口当たり)は、9500円である。

4.普通分配金に対して所得税が源泉徴収されるが、Aさんは当該普通分配金に係る所得税の課税方法として、申告分離課税を選択することができる。

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問30 解答・解説

投資信託の分配金に関する問題です。

1.は、適切。追加型の株式投資信託で、収益分配金支払(落ち)後の基準価額が受益者の個別元本(収益分配金支払前)よりも低い場合、分配金は特別分配金として非課税となります。
よって、Aさんの収益分配金支払前の個別元本=10,000円で、収益分配金支払後の基準価額=11,000円−1,500円=9,500円ですから、分配金1,500円のうち、差額500円が特別分配金で、残りの1,000円が普通分配金となります。

2.は、不適切。収益分配金落ち後の個別元本=収益分配金落ち前の個別元本−特別分配金 です。
よって、収益分配金落ち後のAさんの個別元本=10,000円−,500円=9,500円となります。

3.は、適切。収益分配金落ち後の基準価額=収益分配金落ち前の基準価額−収益分配金 です。
よって、X投資信託の収益分配金落ち後の基準価額=11,000円−1,500円=9,500円となります。

4.は、適切。株式投資信託の普通分配金は、上場株式の配当金と同様に、配当所得として所得税が源泉徴収され、申告不要・申告分離課税・総合課税のいずれかを選択することができます。

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