問26 2012年1月学科
問26 問題文択一問題
株式の信用取引に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数字および語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
株式の信用取引は、投資家が証券会社等から金銭や株式等を借りて株式等を売買する取引であるが、投資家は証券会社等に一定の委託保証金を担保として差し入れる必要がある。例えば、委託保証金率が30%である信用取引において300万円の売買取引(新規建て)を行うためには、最低でも( ア ) 万円の委託保証金が必要となる。
信用取引には制度信用取引と一般信用取引の2種類があり、そのうち制度信用取引については、証券取引所の規則により弁済期限が定められており、新規建て日から( イ
)の応当日から起算して4営業日までに弁済しなければならない。信用取引の弁済方法には、反対売買と ( ウ ) がある。
1.(ア)1000 (イ)6ヵ月目 (ウ)権利放棄
2.(ア) 90 (イ)6ヵ月目 (ウ)現引き・現渡し
3.(ア)1000 (イ) 1年目 (ウ)現引き・現渡し
4.(ア) 90 (イ) 1年目 (ウ)権利放棄
問26 解答・解説
株式の信用取引に関する問題です。
信用取引とは、投資家が証券会社から資金や株式を借り入れて株式の売買を行う取引ですが、一定の委託保証金を担保として差し入れる必要があります。
委託保証金率とは、取引金額に対する委託保証金の割合ですので、取引金額300万円で委託保証金率30%の場合、差し入れる委託保証金は最低90万円(300万円×30%)ということになります。
また、信用取引には、一般信用取引と制度信用取引があり、一般信用取引とは、各証券会社がそれぞれで自由に設定するもので、返済期限が長めなのに対し、制度信用取引とは、証券取引所が定めた銘柄を対象に、証券取引所の規則(返済期限は6ヶ月等)に基づく取引です。
なお、信用取引の決済(弁済)方法には、反対売買による決済と、「現引き・現渡し」による決済があり、現引きとは、信用取引で買った株を、証券会社に現金を払って引き取ることで、現渡しとは、信用取引で売った株と同種同量の現物株を、証券会社に売り渡し、代金を受け取ることです。
以上により正解は、(ア) 90 (イ)6ヵ月目
(ウ)現引き・現渡し
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