問9 2012年1月学科
問9 問題文択一問題
一般的な全期間固定金利型住宅ローンの返済方式ならびに繰上げ返済に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.借入金額や返済期間等の他の条件が同一であれば、元利均等返済方式は、元金均等返済方式よりも、返済初回の元金部分の返済額が少ない。
2.借入金額や返済期間等の他の条件が同一であれば、元利均等返済方式は、元金均等返済方式よりも、利息の支払総額が多い。
3.繰上げ返済を行う場合、繰上げ返済額が一定額であれば、繰上げ実行時期が早ければ早いほど、利息の軽減効果が大きい。
4.一部繰上げ返済を行う場合、繰上げ返済額等の他の条件が同一であれば、返済期間を変えずに各回の返済額を少なくする返済額軽減型は、各回の返済額は変えずに返済期間を短縮する返済期間短縮型よりも、利息の軽減効果が大きい。
問9 解答・解説
住宅ローンの返済方式・繰上げ返済に関する問題です。
1.は、適切。借入金額や借入金利等の条件が同一の場合、返済初回の元金部分の返済額は、元利均等の方が元金均等よりもが少ないですが、返済総額は元利均等の方が元金均等よりも多くなります。
2.は、適切。借入金額や借入金利等の条件が同一の場合、利息の支払総額は元利均等の方が元金均等よりも多くなります。よって、返済総額も元利均等の方が元金均等よりも多くなります。
3.は、適切。繰上げ返済は元金部分の返済に当てられるため、繰上げ返済額が一定の場合、繰上げ返済する時期が早いほど、利息の軽減効果が大きくなります。
4.は、不適切。繰上げ返済のうち、返済期間を変えずに毎月の返済額を少なくする返済額軽減型は、一見毎月のローン負担が減ったように見えますが、毎月の返済額は変えずに返済期間を短縮する返済期間短縮型に比べると、「返済期間が長い=利息がかかる期間が長い」ため、利息の軽減効果は小さいです。
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