問7 2012年1月学科
問7 問題文択一問題
確定拠出年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.国民年金の第3号被保険者は、個人型年金加入者になることはできない。
2.企業型年金の加入者が、60歳到達前に確定給付型の企業年金制度のみを実施する企業へ転職した場合、個人別管理資産は企業年金連合会に移換される。
3.個人型年金加入者が国民年金の第1号被保険者である場合、掛金の拠出は、原則として国民年金の保険料の納付が行われた月についてのみ行うことができる。
4.60歳未満で確定拠出年金の通算加入者等期間が10年に到達した者は、原則として、60歳から老齢給付金を受給できる。
問7 解答・解説
確定拠出年金に関する問題です。
1.は、適切。国民年金の第3号被保険者は、確定拠出年金に加入できません。ただし、第3号被保険者となる以前に確定拠出年金に加入していた場合は、個人型年金の運用指図者(掛金の拠出をせず運用指図だけ行う)となります。
2.は、不適切。確定拠出年金の企業型年金加入者が、確定給付型の企業年金(適格退職年金、厚生年金基金、確定給付企業年金)がある企業に転職した場合、年金資産を国民年金基金連合会に移し、運用の指図(追加拠出できない)のみを行うことになります。
3.は、適切。確定拠出年金は、公的年金に上乗せするという性格上、個人型の加入者が掛金を拠出するためには、国民年金の保険料を納付することが必要です。
従って、国民年金の第1号被保険者が、確定拠出年金の個人型掛金を拠出できるのは、原則国民年金の保険料の納付月のみです。
4.は、適切。確定拠出年金の加入者期間が、合算して10年以上あれば、60歳から老齢給付金を受給できますが、10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されます。
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