問19 2011年9月実技(資産設計)
問19 問題文
新垣春馬さんは、所有する土地(下記<資料>参照)にアパートを建築し、賃貸の用に供している。
この土地について路線価方式により宅地評価を行った場合、宅地の相続税評価額として、正しいものはどれか。
<資料>
注1:奥行距離15mに応ずる奥行価格補正率1.00
注2:借地権割合80%
注3:借家権割合30%
注4:アパートには空室はないものとする(賃貸割合100%)。
注5:その他の記載のない条件については、一切考慮しないものとする。
1. 1,440万円
2. 4,560万円
3. 4,800万円
4. 6,000万円
問19 解答・解説
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
資料の宅地には賃貸アパートが建っていますから、貸家建付地となります。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
資料より、借地権割合80%、借家権割合は30%、賃貸割合は満室ですから100%です。
また、宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積 ですので、
資料の宅地の自用地評価額=200,000円×1.00×300u となります。
以上より、
資料の宅地の評価額=200,000円×1.00×300u×(1−80%×30%×100%)
=200,000円×300u×0.76
=45,600,000円
従って正解は、2. 4,560万円
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