問4 2011年9月実技個人資産相談業務
問4 問題文
債券の価格と金利の関係について,ファイナンシャル・プランナーが説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,下記の〈語句群〉のア〜キのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。
一般に,金利が上昇した場合,債券価格は(
1 )する。この場合,利率が同じであれば,償還までの期間(残存期間)が( 2
)債券ほど,一般に,価格の変動率は大きくなる。
このため,金利が上昇する局面においては,短期債,中期債および長期債を均等に保有するポートフォリオではなく,(
3 )を中心に保有するポートフォリオで運用することが適切といえる。
〈語句群〉
ア.上昇 イ.下落 ウ.長い
エ.短い オ.短期債 カ.中期債
キ.長期債
問4 解答・解説
債券価格と金利に関する問題です。
金利が上昇すると、以前の低い金利で発行された債券は人気がなくなりますので、売られやすくなり、債券価格は下落します。
この場合、利率が同じであれば、償還までの期間(残存期間)が長い債券ほど、償還時までに金利変動の影響を受ける期間が長いため、価格の変動率は大きくなります。
(例えば金利が1%上昇した場合、残存期間に応じて利率の悪い債券を抱えることになるため、残存期間が長い債券は売られやすくなります。)
よって、金利上昇局面では、短期・中期・長期の債券を均等に保有せず、価格の下落しやすい中長期債よりも、下落しにくい短期債を中心に保有するポートフォリオで運用することが適切となります。
従って正解は、(1)
イ.下落 (2) ウ.長い (3) オ.短期債
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