第5問 2011年9月実技中小事業主資産相談業務
第5問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問(《問13》〜《問15》)に答えなさい。
《設
例》
非上場会社であるX株式会社(以下,「X社」という)のオーナー社長のAさんは,事業承継対策として,「非上場株式等についての贈与税の納税猶予制度」を活用して,Aさん所有のX社株式の全部を後継者である長男Cさんに贈与することを検討している。
また,X社株式を承継するにあたり,これ以上株主が分散しないように経営に関与していないDさんの所有する株式を,X社が金庫株として買い取りたいとも思っている。
そこで,Aさんは,「非上場株式等についての贈与税の納税猶予制度」の概要等と自社株の買取りについて,ファイナンシャル・プランナーに相談することにした。
第5問 資料
〈X社に関する資料〉
事業内容 : 通信機械器具製造
資本金等の額 :
45,000千円
発行済株式総数: 900,000株(株式はすべて普通株式で,議決権は1株につき1つ)
株主構成 :Aさん
550,000株
Bさん(Aさんの妻) 150,000株
Cさん(Aさんの長男) 50,000株
Dさん(Aさんの叔父) 150,000株
株式の譲渡制限 :
あり
従業員数(継続勤務): 110人
X社は特定の評価会社などには該当しない。
〈X社および類似業種の比準要素等〉
※すべて1株当たりの資本金等の額を50円とした場合の金額である。
上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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