問7 2011年9月実技中小事業主資産相談業務

問7 問題文と解答・解説

問7 問題文

X社の財務上の安全性に関する次の(1)〜(3)の記述のうち,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。なお,各比率は%表示における小数点以下第3位を四捨五入している。

(1) 流動比率は,一般に,「流動資産÷流動負債×100(%)」で求めることができる。X社の場合,この数値は144.99%である。

(2) 当座比率は,一般に,「当座資産÷流動負債×100(%)」で求めることができる。X社の場合,この数値は87.30%である。

(3) 固定長期適合率は,一般に,「固定資産÷自己資本×100(%)」で求めることができる。X社の場合,この数値は146.16%である。

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問7 解答・解説

    企業の財務の安全性を示す指標に関する問題です。

    (1)は、○。流動比率=流動資産÷流動負債×100(%)で、流動負債(1年以内に返済すべき負債)に対する流動資産(短期間で換金可能な資産)の割合を示しているため、流動比率が高いほど、その企業の財務の安全性が高いといえます。
    X社の流動比率=流動資産79,250千円÷流動負債54,660千円×100(%)≒144.99%

    (2)は、×。当座比率=当座資産÷流動負債×100(%)で、短期の支払能力を判断する指標で、当座比率が高いほど短期的な支払能力が高く望ましい状態といえます。
    当座資産とは現金化の早い資産のことで、その内訳は、 現金・預金、受取手形、売掛金、有価証券等です(現金化しにくい棚卸資産(商品)は含みません。)。
    X社の当座比率=当座資産(35,420+2,160+10,140+3,000)÷54,660×100(%)≒92.79%

    (3)は、×。固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)×100(%)で、固定資産に投資した資金が長期資金でどれだけまかなわれているかを示しているため、100%を超えていると、短期資金の一部を固定資産の購入に回していることになり、資金繰りが良くないことを示します。
    貸借対照表上では、自己資本= 純資産合計ですから、
    X社の固定長期適合率=固定資産131,110÷(固定負債66,000+自己資本89,700)×100
                  ≒84.21%

第3問             問8
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