問6 2011年9月実技中小事業主資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Aさんは,株式投資に際して,さまざまな投資指標を銘柄選定の参考にしようと考えている。代表的な投資指標に関する次の(1)〜(3)の記述について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1) PERは「株価÷1株当たり当期純利益」で計算され,一般に,同業種でPERが高い銘柄ほど割高,もしくは,今後の利益成長が期待されると考えられる。

(2) PBRは「1株当たり当期純利益÷1株当たり純資産」で計算され,一般に,同業種でPBRが低い銘柄ほど割高,もしくは,資産の効率的な活用がなされていないと考えられる。

(3) 配当性向は「1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)」で計算され,一般に,配当性向が高い銘柄ほど株主に対する利益還元の割合が高いと考えられる。

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問6 解答・解説

    投資指標に関する問題です。

    (1) は、○。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益で、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示しているため、同業種でPERが高い銘柄ほど割高、もしくは今後の利益成長が期待されると考えることができます。

    (2) は、×。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産で、現在の株価が1株当たりの純資産の何倍かを示しているため、同業種でPBRが低い銘柄ほど割安、もしくは資産を効率的に活用して株価を上げていないと考えることができます。

    (3) は、○。配当性向=1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)で、当期純利益のうち配当に回した割合を示しているため、配当性向が高い銘柄ほど、株主に対する利益還元の割合が高い と考えることができます。

問5             第3問
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