問27 2011年9月学科

問27 問題文と解答・解説

問27 問題文択一問題

    個人(居住者)が国内の金融機関を通じて行う外貨建て金融商品等の取引に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

    1.銀行の窓口において、TTB(対顧客電信買相場)を適用して100米ドルを円貨に替える場合、その銀行の円と米ドルのTTS(対顧客電信売相場)が1米ドル=100円のときは、受け取る円貨は10,000円以上の金額となる。

    2.外貨建てMMFは、投資家が購入時に申込手数料を負担する必要がある。

    3.海外市場に上場する外国企業の株式を国内店頭取引の形態で売買する場合、外国証券取引口座を開設する必要がある。

    4.外国の政府または政府機関が日本国内で発行する外貨建て債券への投資には、為替変動リスクはあるが、カントリーリスクはない。

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問27 解答・解説

外貨建て金融商品に関する問題です。

1.は、不適切。顧客が円を外貨に換える際の為替レートはTTSで、顧客が外貨を円に換える際の為替レートがTTBです。
TTS…「顧客が円売り」もしくは「銀行が外貨売り」ですので、「売り」=Sell
TTB…「顧客が円買い」もしくは「銀行が外貨買い」ですので、「買い」=Buy
よって、100米ドルを円に替える場合、TTSが1米ドル=100円だと、TTBは98円や99円といった額になります(差額が銀行の手数料となります)。
よって、受け取る円は10,000円以下の金額(例:100米ドル×98円)となります。

2.は、不適切。外貨建てMMFは、投資家が購入・売却時に申込手数料を負担する必要はありませんが、為替手数料がかかります。

3.は、適切。海外市場に上場する外国株式を、国内の証券会社で売買するためには(国内店頭取引)、外国証券取引口座を開設する必要があります。
証券会社によっては、外国証券取引口座には口座維持管理手数料が必要なところもありますので注意が必要です。

4.は、不適切。カントリーリスクとは、海外投資の際、投資先の国の政治・経済・社会状況等の変化によるリスクのことです。
外国の政府や政府機関が発行する外貨建て債券は、対象国の政治や経済が不安定になれば償還が危うくなるリスクがありますので、為替変動リスクに加えて、カントリーリスクもあるわけです。

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