問18 2011年5月実技(資産設計)
問18 問題文
次の(ア)〜(エ)の牧村大介さん、橋口孝司さん、湯本慎治さん、高倉一郎さん(いずれも会社員)に関して、平成23年分の所得税の確定申告が必要な人については○、確定申告が必要でない人については×を解答欄に記入しなさい。なお、下記のデータに基づいて解答することとし、データに記載のない条件は一切考慮しないこととする。
<4人に関するデータ(年収は平成23年12月31日見込み額)>
(注)4人とも勤務先の年末調整を受けることとする。
問18 解答・解説
所得税の確定申告の要否に関する問題です。
通常サラリーマン等の給与所得者の場合、年末調整で納税手続きが完了するため、確定申告は不要ですが、一定の要件に当てはまる場合、確定申告が必要となります。
(ア)は、○。住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の適用を受ける場合、初年度については確定申告が必要です(次年度以降は不要)。
(イ)は、○。給与を1ヶ所から受けていて、給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が20万円を超える場合は、確定申告する必要があります。
本問では、一般口座で、60万円の譲渡所得があるため、確定申告が必要となります(特定口座で源泉徴収されている場合は不要)。
(ウ)は、×。給与を1ヶ所から受けていて、給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が20万円を超える場合は、確定申告する必要がありますが、本問では給与収入以外は18万円の不動産所得のみのため、不要。
(エ)は、○。2か所以上から給与を受けていて、主たる給与(本業)以外の給与収入と、給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が20万円を超える場合、確定申告する必要があります。
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