問14 2011年5月学科
問14 問題文択一問題
所得税における個人年金保険料控除の適用を受けるための要件として、誤っているものはどれか。
1.年金受取人は、契約者(保険料負担者)本人、配偶者、契約者本人の直系卑属(子や孫など)のいずれかであること
2.保険料等は、年金の支払いを受けるまでに10年以上の期間にわたって、定期に支払う契約であること
3.確定年金の場合、年金受取人が満60歳になってから年金を10年以上にわたって受け取るものであること
4.年金受取人は、被保険者と同一人であること
問14 解答・解説
個人年金保険料控除に関する問題です。
1.は、誤り。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、年金受取人は、契約者(保険料負担者)本人か配偶者のいずれかであることが必要です。
2.は、正しいです。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、保険料の払込期間が10年以上であることが必要です(一時払いは対象外)。
3.は、正しいです。個人年金保険料控除が適用される確定年金の場合、年金受取人が満60歳以後、年金を10年以上受け取るものであることが必要です。
4.は、正しいです。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、年金受取人は被保険者と同一であることが必要です。
従って、契約者・被保険者・年金受取人に関する個人年金保険料控除の適用要件は、以下の2通りです。
●パターン1 : 契約者・被保険者・年金受取人=本人(自分自身の年金準備)
●パターン2 : 契約者=本人、被保険者・年金受取人=配偶者(配偶者の年金準備)
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