問21 2011年1月実技(資産設計)
問21 問題文
下記の相続事例において、相続税の課税価格の合計額と遺産に係る基礎控除額の組み合わせとして、正しいものはどれか。
・
課税価格の合計額を算出するための財産等の相続税評価額
相続により取得した財産の価額:8,300万円
みなし相続財産の価額 :1,500万円
債務および葬式費用の額
:
300万円
(注)上記財産には非課税財産は含まれない。
なお、被相続人の妻は、被相続人から1年前に居住用財産を贈与により取得し、贈与税の配偶者控除の適用を受けた。贈与時の評価額は2,000万円である。
<親族関係図>
1.課税価格の合計額は 9,500万円、基礎控除額は9,000万円
2.課税価格の合計額は11,500万円、基礎控除額は9,000万円
3.課税価格の合計額は 9,500万円、基礎控除額は8,000万円
4.課税価格の合計額は11,500万円、基礎控除額は8,000万円
問21 解答・解説
相続税の課税価格と基礎控除額に関する問題です。
贈与税の配偶者控除の適用を受けている場合、相続開始前3年以内に贈与された財産でも、配偶者控除に相当する部分は、相続税の課税価格に加算する必要はありません。
従って、相続税の課税価格=相続による取得財産+みなし相続財産−債務控除額
=8,300万円+1,500万円−300万円=9,500万円
また、本問における法定相続人は、配偶者・二男と、既に死亡している長男の代襲相続人となる孫A・Bの4人です。
相続税の基礎控除額=5,000万円+法定相続人の数×1,000万円
=5,000万円+4人×1,000万円=9,000万円
従って正解は、1.課税価格の合計額は 9,500万円、基礎控除額は9,000万円
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