問15 2011年1月実技(資産設計)
問15 問題文
米田康雄さん(61歳・年金受給者であり、給与所得はない)の平成22年の収入は下表のとおりである。下表データの金額を基に計算した場合、平成22年の雑所得の金額として、正しいものはどれか。
<平成22年の収入>
老齢厚生年金:1,300,000円
適格退職年金:
800,000円
原稿料収入 :
30,000円
注1:適格退職年金の金額は年金受取額である。
注2:適格退職年金に対する本人負担の掛金はなかった。
注3:雑誌に寄稿し、原稿料収入を得た。必要経費は特にかからなかった。
<公的年金等控除額の速算表>
1. 3万円
2. 123万円
3. 143万円
4. 213万円
問15 解答・解説
雑所得の計算に関する問題です。
雑所得は公的年金等によるものと、その他の雑所得とで分けて計算します。
本問では老齢厚生年金と適格退職年金が公的年金等に該当し、原稿料はその他の雑所得に該当します(適格退職年金は企業年金の一種)。
まず、平成22年の年金収入の合計は、老齢厚生130万円+適格退職80万円=210万円 です。
公的年金等の雑所得=年金収入−公的年金等控除額
=210万円−(210万円×25%+37.5万円)
=210万円−90万円=120万円
また、原稿料収入に関しては必要経費が0円ですので、
その他の雑所得=年間収入−必要経費=3万円−0円=3万円
よって、米田さんの雑所得=120万円+3万円=123万円
従って正解は、2. 123万円
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