問10 2011年1月実技(資産設計)
問10 問題文
下記<資料>は登記事項証明書の一部である。これに関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
(ア)この物件にはひなぎく銀行の抵当権が設定されているため、別途、他の金融機関が抵当権を設定することはできない。
(イ)ひなぎく銀行の抵当権設定当初の債権額は2,000万円である。
(ウ)高倉さんが債務の弁済を怠った場合、ひなぎく銀行は裁判所に申し立ててこの土地を競売にかけ、債権を回収することができる。
(エ)債務完済後、設定している抵当権は自動的に抹消されるため、高倉さんはひなぎく銀行の抵当権抹消登記をする必要はない。
<資料>
問10 解答・解説
不動産登記と抵当権に関する問題です。
(ア)は、×。抵当権は同じ不動産について重ねて設定できます。各抵当権は設定順(登記順)に優劣がつけられ、その順番に従って弁済を受けることになります。
(イ)は、○。登記事項証明書に、「債権額2,000万円」と記載されている通りです。
(ウ)は、○。債務者が債務の弁済を怠った場合(債務不履行)、抵当権者は裁判所に申し立てて、担保不動産を競売にかけ、債権回収することができます(抵当権の実行)。
(エ)は、×。債務を完済しても、設定している抵当権は自動的には抹消されないため、債務者は抵当権抹消登記をすることが必要です。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】