2級FP過去問解説　問5　2011年1月実技（資産設計）

下記＜資料＞の投資信託に関する次の記述の空欄（ア）、（イ）にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。

＜資料＞
投資信託の種類　：追加型株式投資信託／バランス型
決算と収益分配　 ：毎月２０日に決算を行い、分配金額を決定
申込価格　　　　 　：１口当たり１円
申込単位　　　　 　：１万口以上１口単位
基準価額　　　　　 ：当ファンドにおいては、１万口当たりの価額で表示
購入手数料（税込み）：１,０００万口未満　２.１０％　１,０００万口以上　１.０５％
信託報酬（税込み） ：純資産総額に対し年２.１０％
信託財産留保額　　：１万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に０.３％の率を乗じて得た額

・ 新規募集において、１,０００万口購入した場合に支払う購入手数料は（　ア　）円である。
・ １,０００万口を１年間保有した後に解約をする場合、仮に、解約請求日の翌営業日の基準価額が１１,５００円であるとき、差し引かれる信託財産留保額は（　イ　）円である。

１．（ア）２１０,０００　（イ）　３４,５００
２．（ア）２１０,０００　（イ）１１５,５００
３．（ア）１０５,０００　（イ）　３４,５００
４．（ア）１０５,０００　（イ）１１５,５００

投資信託の購入手数料・信託財産留保額に関する問題です。

本問の投信の購入手数料は、1,000万口未満は2.10％、1,000万口以上は1.50％　です。
また、申込価格とは、投信の新規募集時の購入価格ですから、1口1円なら1,000万口購入すると1,000万円ということになります。
従って、1,000万口購入したときの購入手数料は、1,000万円×1.50％＝105,000円　です。

また、信託財産留保額とは、投資信託の途中解約時にかかる手数料のことで、本問では「1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額の0.3％」です。

ここで、「基準価額11,500円」とは、1万口当たりの価格ですから、1,000万口保有しているとすると、11,500円×1,000＝11,500,000円分を保有していることになります。
よって、解約時の信託財産留保額は、11,500,000円×0.3％＝34,500円　です。

従って正解は、３．（ア）１０５,０００　（イ）　３４,５００

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