問6 2011年1月実技個人資産相談業務
問6 問題文
Aさんが投資を検討している下記〈資料〉の甲株式および乙株式の投資指標について,ファイナンシャル・プランナーが説明した以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のA〜Iのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。
下記〈資料〉から算出すると,甲株式の株価収益率(PER。以下において同じ)は,(
1 )倍,乙株式の株価純資産倍率(PBR。以下において同じ)は,( 2
)倍である。また,甲株式の配当性向は,( 3
)%である。
株価収益率から判断して,一般に割安と考えられるのは,乙株式である。また,株価純資産倍率から判断して,一般に割安と考えられるのは,(
4 )株式である。
〈資料〉
〈語句群〉
A.甲
B.乙 C.0.5 D.1 E.5 F.10 G.20
H.40 I.80
問6 解答・解説
株式取引の投資指標に関する問題です。
株価収益率(PER)の計算式は以下の通り。
PER(株価収益率)=株価/1株当たり利益(EPS)
よって、甲株式のPER=1,000円÷(10億円÷2,000万株)=1,000円÷50円=20倍
乙株式のPER=250円÷(50億円÷1億株)=250円÷50円=5倍
また、株価純資産倍率(PBR)の計算式は以下の通り。
PBR(株価純資産倍率)=株価/1株当たり純資産
よって、甲社のPBR=1,000円÷(50億円÷2,000万株)=1,000円÷250円=4倍
乙社のPBR=250円÷(500億円÷1億株)=0.5倍
以上により、PERでもPBRでも、乙株式のほうが割安です。
また、配当性向の計算式は以下の通り。
配当性向=1株当たり年配当金/1株当たり利益(EPS)×100
よって、甲株式の配当性向=20円÷(10億円÷2,000万株)×100=20円÷50円×100=40%
従って正解は、(1)
G.20 (2) C.0.5 (3) H.40 (4) B.乙
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