問27 2011年1月学科
問27 問題文択一問題
個人(居住者)が国内の金融機関において行う外貨建て商品の取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.外貨預金の為替手数料は、一般に、通貨や利用する金融機関、取扱金額等によって異なる。
2.外貨定期預金の満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円安になれば、当該外貨定期預金に係る円換算の投資利回りは向上する。
3.外貨建てMMFは、投資家が購入時に申込手数料を負担する必要がある。
4.国内の証券会社に預託した外貨建てMMFは、投資者保護基金の補償対象となる。
問27 解答・解説
外貨建て商品の取引に関する問題です。
1.は、適切。外貨預金の為替手数料は、通貨や利用する金融機関、取扱金額等によって異なります。
一般にネット銀行の方が都市銀行よりも為替手数料は安いですね。
2.は、適切。外貨預金は、預入時より満期時の為替レートが円安になっていると、為替差益が発生しますので、円換算の投資利回りは向上します。
例:1ドル100円時に預入、1ドル120円時に満期になると、20円分の差益が発生。
3.は、不適切。外貨建てMMFは、申込・解約手数料とも不要です。ただし、外貨預金の為替手数料のように、TTSとTTBによる仲値との差額が手数料としてかかります。
4.は、適切。国内の証券会社に預託した外貨建てMMFであれば、投資者保護基金の補償対象となり、証券会社破綻時も1,000万円まで補償されます。
これに対し、外貨預金は預金保険機構の補償対象外のため、金融機関破綻時も補償されません。
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