問25 2011年1月学科
問25 問題文択一問題
株式の信用取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.信用取引は、投資家が証券会社から資金や株式を借り入れて株式の売買を行う取引である。
2.委託保証金は、金銭で差し入れる必要があり、有価証券を差し入れる方法は認められていない。
3.信用取引の決済方法には、反対売買による決済と「現引き・現渡し」による決済がある。
4.信用取引には、一般信用取引と制度信用取引がある。
問25 解答・解説
株式の信用取引に関する問題です。
1.は、適切。信用取引とは、投資家が証券会社から資金や株式を借り入れて株式の売買を行う取引です。
2.は、不適切。委託保証金は、金銭以外に有価証券での差し入れも可能です。ただし、有価証券の価格は変動しますから、その差し入れた有価証券の価格が下落すると、委託保証金の追加差し入れを求められる場合があります。
3.は、適切。信用取引の決済方法には、反対売買による決済と、「現引き・現渡し」による決済があります。
現引きとは、信用取引で買った株を、証券会社に現金を払って引き取ることで、現渡しとは、信用取引で売った株と同種同量の現物株を、証券会社に売り渡し、代金を受け取ることです。
4.は、適切。信用取引には、一般信用取引と制度信用取引があります。
一般信用取引とは、各証券会社がそれぞれで自由に設定するもので、返済期限が長めです。
制度信用取引とは、証券取引所が定めた銘柄を対象に、証券取引所の規則(返済期限は6ヶ月等)に基づいて行われるものです。
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