問21 2011年1月学科
問21 問題文択一問題
景気動向を判断するうえで、注目すべき経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.雇用に関する経済指標のうち、完全失業率は、景気動向指数の遅行系列に採用されており、有効求人倍率(除学卒)は、景気動向指数の一致系列に採用されている。
2.企業物価指数は、企業間で取引される財の取引価格から計算され、サービス価格は含まれない。
3.わが国の国内総生産(GDP)において、民間最終消費支出が最も高い構成比を占めている。
4.日銀短観で公表される「業況判断DI」は、景気動向指数の算出に使用される29の経済統計指標のうち、3ヵ月前の数値と比較して改善した割合を表す。
問21 解答・解説
景気動向指数に関する問題です。
1.は、適切。完全失業率は、労働力人口のうち職がなく求職活動中の人の割合を示すもので、景気が悪くなっても企業はすぐには解雇出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数です。
有効求人倍率は、雇用の需給関係を表すもので、景気が良いと人手が足りなくなり、景気が悪ければ企業は新たな求人を出すのを控えるため、景気の動きに一致して動く一致指数です。
2.は、適切。企業物価指数は、企業間で取引される商品の取引価格の変動を示すもので、サービス価格は含まれません。
3.は、適切。日本の国内総生産(GDP)では、民間最終消費支出(いわゆる個人消費)が最も高い構成比(約6割)を占めています。
4.は、不適切。業況判断DIとは、簡単に言うと、景気について「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた数値です。
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