問10 2010年9月実技(資産設計)

問10 問題文と解答・解説

問10 問題文

    佐藤智弘さん(40歳)が、契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(<契約(1)〜(3)>)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)に入る金額を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続し、かつ、各特約(更新型)も自動更新しているものとし、智弘さんはこれまでに下記の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。

    <契約(1)>                <契約(2)>
     

    <契約(3)>
     

    ・ 智弘さんが40歳時点で交通事故で死亡(即死)した場合、保険金・給付金は合計で( ア )万円支払われる。

    ・ 智弘さんが50歳時点で初めてガン(悪性新生物)と診断され16日間入院した場合、保険金・給付金は合計で( イ )万円支払われる(手術給付金は考慮しないものとする)。

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問10 解答・解説

生命保険の保障内容に関する問題です。

智弘さんが40歳時点で交通事故で死亡(即死)した場合、保険金・給付金が支払われるのは、契約(1)の定期保険特約付終身保険と、契約(3)のガン保険です(契約(2)の医療保険は入院時のみ)。
まず、契約(1)の定期保険特約付終身保険では、終身保険・定期保険特約・特定疾病保障定期保険特約・傷害特約からそれぞれ支給されます。

※「特定疾病保障定期保険特約」は、脳卒中・ガン・急性心筋梗塞になった際に保険金が支払われますが、死亡・高度障害状態に陥った際は、原因が特定疾病でなくても保険金が支払われる特約です。
なお、不慮の事故で180日以内に死亡した場合、傷害特約が上乗せされます(災害割増特約も同様)。
※傷害特約:不慮の事故による死亡・身体障害が支払対象(障害の程度に応じて給付)
※災害割増特約:不慮の事故による死亡・高度障害が支払対象


よって、契約(1)の定期保険特約付終身保険で支払われる死亡保険金合計額は、
終身300万円+定期2,200万円+特定疾病500万円+傷害500万円=合計3,500万円 となります。
また、契約(3)のガン保険からは、ガン以外の原因による死亡給付金10万円が支払われます。
従って、智弘さんが40歳時点で交通事故で死亡(即死)した場合、保険金・給付金の合計は、3,500万円+10万円=3,510万円 となります。

また、ガンで入院した場合、契約(1)の定期保険特約付終身保険からは特定疾病保障定期保険特約、契約(2)の医療保険からは入院特約・成人病入院特約、契約(3)のガン保険からはガン診断給付金・ガン入院給付金によってそれぞれ保険金・給付金が支払われます。
※成人病入院特約の給付対象:ガン、脳血管疾患、心臓疾患、高血圧性疾患、糖尿病

よって、ガンで16日間入院した場合の保険金合計額は、
契約(1):特定疾病500万円
契約(2): (入院0.5万円+成人病1万円)×12日間=18万円
※医療保険の入院特約は入院5日目からの給付のため、期間は12日間。
契約(3):ガン診断100万円+ガン入院1万円×16日間=116万円
契約(1)〜(3)の合計:500万円+18万円+116万円=634万円 となります。

以上により正解は、(ア)3,510、(イ)634

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