問14 2010年9月実技中小事業主資産相談業務
問14 問題文
X社の自社株の買取りに関する次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,下記の語句群のA〜Iのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。
X社がDさんから自社株式を買い取るためには,X社の株主総会の(
1 )が必要となる。
その際には,原則として,総株主の議決権の( 2
)に当たる株式を有する株主が出席し,その出席株主の議決権の( 3
)以上に当たる多数決で決議される。
ただし,株式を売却する株主は株式の売却の決議に関して特別の利害関係を有するため,Dさんは,原則としてこの決議に参加することができない。X社の場合,Aさんが承認すれば,X社に対する株式の売却は適法に承認される。
〈語句群〉
A.普通決議
B.特別決議 C.特殊決議 D.過半数 E.3分の1
F.3分の2
G.4分の3 H.5分の3 I.5分の4
問14 解答・解説
自社株の買取り(金庫株)に関する問題です。
株式を発行した会社自身が、その自己株式を取得する場合(金庫株)、取得する株式数や取得代金等に関する株主総会の決議さえあれば、いつでも、何度でも取得可能です。
ただし、特定の者から買い受ける場合には、株主総会の特別決議が必要であり、取得額は分配可能額の範囲内という制限があります。
また、特別決議は議決権を行使可能な株主の議決権の過半数を定足数とし、出席株主の議決権の3分の2以上により決議します。
なお、売主である相続人は原則として議決権を行使できません。
よって正解は、(1)
B.特別決議、 (2) D.過半数、 (3) F.3分の2
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