問9 2010年9月実技中小事業主資産相談業務
問9 問題文
X社の(1)インタレスト・カバレッジ・レシオ,(2)自己資本比率を求めなさい。
なお,インタレスト・カバレッジ・レシオの算定にあたっては,営業外収益はすべて金融収益とし,営業外費用はすべて金融費用として算出すること。
また,計算過程を示し,インタレスト・カバレッジ・レシオは,小数点以下第3位を四捨五入し,自己資本比率は%表示における小数点以下第3位を四捨五入すること。
問9 解答・解説
インタレスト・カバレッジ・レシオと自己資本比率に関する問題です。
インタレスト・カバレッジ・レシオとは、借入金に対する企業の利息支払い能力を示す指標で、これが高ければ、安心して融資できるってことで、銀行等の金融機関が融資の際に参考とする指標でもあります。
インタレスト・カバレッジ・レシオ=事業利益÷金融費用
※事業利益=営業利益+営業外利益(受取利息・配当金)
※金融費用=営業外費用(支払利息・割引料)
では、問題文の数値を式に当てはめてみましょう。
事業利益=12,100+500=12,600、金融費用=4,200
よって、(1)インタレスト・カバレッジ・レシオ=12,600÷4,200=3倍 です。
次に、(2)の自己資本比率ですが、計算式は以下の通りです。
自己資本比率=自己資本÷総資産×100
総資産のうち、自己資本がどれくらいあるかを示すものですね。
自己資本は純資産から少数株主持分を差し引いたものですが、本問では少数株主持分の記載がないため、単純に貸借対照表の値を当てはめて計算します。
自己資本比率=50,000÷190,000×100=26.315≒26.32%(小数点以下第3位四捨五入)
よって(2)の正解は、26.32%
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