問4 2010年9月実技中小事業主資産相談業務
問4 問題文
Aさんへのアドバイスに関する次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,下記の語句群のA〜Iのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。
Aさんが娘の進学のために運用する資金は3年後に必要になるため,想定投資期間を3年に設定することが適切である。その際には,3年後の換金性が確保されており,かつ,資金の性格から,元本割れのリスクが少ないか,そのリスクがないものが望ましい。
Aさんが関心を持っているいわゆる個人向け国債のうち,(
1
)については,適用利率が半年ごとに見直され,発行後1年経過すれば,額面に経過利子相当額を加えた金額から直前2回分の利息(税引後)を控除した金額で換金することができる。
また,(
2
)については,発行時に決定された利率は満期まで変わらず,発行後2年経過すれば,額面に経過利子相当額を加えた金額から4回分の利息(税引後)を控除した金額で換金することができる。
さらに,平成22年7月から発行が始まった3年固定金利型については,発行時に決定された利率は満期まで変わらず,発行後(
3
)経過すれば,額面に経過利子相当額を加えた金額から2回分の利息(税引後)を控除した金額で換金することができる。
したがって,Aさんの娘の進学費用のための運用ニーズのうち,元本割れのリスクを抑制しながらという点については,いずれの個人向け国債もAさんの運用ニーズを満たしているといえる。
〈語句群〉
A.20年固定金利型 B.15年変動金利型 C.10年固定金利型 D.10年変動金利型
E.5年固定金利型
F.5年変動金利型 G.1年 H.9カ月
I.6カ月
問4 解答・解説
個人向け国債に関する問題です。
平成22年から新たに固定3年ものが追加され、3種類となりました。
●
3年・・・固定金利(基準金利−0.03%)、中途換金は第2期利子支払日以降、毎月発行
●
5年・・・固定金利(基準金利−0.05%)、中途換金は第4期利子支払日以降、年4回発行
●10年・・・変動金利(基準金利−0.80%)、中途換金は第2期利子支払日以降、年4回発行
個人向け国債の利払いは半年を1期としてカウントするため、中途換金は3年固定と10年変動が1年後、5年固定が2年後となります。
よって正解は、(1)
D.10年変動金利型、 (2) E.5年固定金利型、 (3) G.1年
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