問1 2010年9月学科
問1 問題文択一問題
税理士業務の内容や、税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーとしての顧客に対する行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.税理士は、他人の求めに応じ、租税に関し、税務代理行為、税務書類の作成、税務相談の3つの業務のほか、これらの業務に付随して財務書類の作成等を業として行うことができるとされている。
2.「業とする」とは、税務代理、税務相談等を反復継続して行い、または反復継続して行う意思をもって行うことをいい、営利目的の有無ないし有償、無償の別は問わないこととされている。
3.税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーであっても、顧客からの要請があれば、顧客情報に基づく個別の税額計算を行い、具体的な意見を表明することは可能である。
4.税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーであっても、現在の税制に関する資料の提供やそれに基づく一般的な説明などは、税理士法に抵触しないと解される。
問1 解答・解説
FP倫理と関連法規に関する問題です。
1.は、適切。税理士業務の主なものは、税務代理行為・税務書類の作成・税務相談の3つですが、これらに付随して企業の決算書といった財務書類の作成等も業務範囲に含まれます。
2.は、適切。税理士業務における「業」とは、税務代理・税務相談等を反復継続して行うこと、または反復継続して行う意思をもって行うことです。また、営利目的の有無や有償・無償を問わず、上記のことを行うことは「業」に当たります。
3.は、不適切。税理士資格のないFPは、顧客からの要請があったとしても、顧客情報に基づく個別の税額計算を行うことや、具体的な意見を表明することは有償・無償を問わず、できません。
4.は、適切。税理士資格のないFPでも、現在の税制に関する資料の提供やそれに基づく一般的な説明などは、税理士法に抵触しないため、可能です。
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