2級FP過去問解説　問23　2024年1月実技（資産設計）

杉田家のキャッシュフロー表の空欄（イ）にあてはまる数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。

複利計算に関する問題です。

（イ）は、2年後の金融資産残高ですから、1年後の金融資産残高781万円に、変動率1％の増加分と、2年後の年間収支を加えた金額です。
年間収支＝収入合計−支出合計　ですから、
2年後の年間収支＝763万円−823万円＝▲60万円　です。

つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額から、60万円減少ですね。

複利計算の計算式は、元金×(1＋利率÷100)Ｎ乗　です（Ｎ＝投資期間）。

よって、1年後の金融資産残高＝781万円×(1＋1÷100)1乗−60万円＝728.81→729万円（万円未満四捨五入）

従って（イ）は、729(万円)

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