問13 2023年9月学科
問13 問題文択一問題
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.確定年金では、年金受取開始日前に被保険者が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額と同額の死亡給付金を受け取ることができる。
2.10年保証期間付終身年金では、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、保険料は女性の方が男性よりも高くなる。
3.変額個人年金保険では、特別勘定における運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
4.外貨建て個人年金保険では、円換算支払特約を付加することで、年金や解約返戻金、死亡給付金を円貨で受け取ることができる。
問13 解答・解説
個人年金に関する問題です。
1.は、不適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われますので、年金支払開始前に被保険者が死亡した場合は、既払込保険料相当額が死亡給付金として、払い戻されます。
2.は、適切。終身年金は、被保険者が生存している限り年金が支払われますので、年齢や年金額といった契約内容が同じ場合、男性より平均余命が長い女性の方が、死亡するまでに多くの年金をもらえる可能性が高いため、個人年金の保険料も男性より高くなります。
3.は、適切。変額個人年金保険は、株式や債券などで運用される保険料の運用実績によって年金額や解約返戻金額などが増減しますが、死亡給付金は払込保険料相当額が最低保証されます(運用実績によってはより高額になる場合もあります)。
4.は、適切。円換算支払特約は、外貨建て保険の保険金・年金等を円貨で受け取るために、請求のたびに付加する特約です。ただし、為替変動による損失を回避することはできません。
よって正解は、1.
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