問10 2023年5月実技資産設計提案業務
問10 問題文
下記<資料>は、近藤さんが購入を検討している中古マンションのインターネット上の広告(抜粋)である。この広告の内容等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
○○タワーレジデンス2403号室
1.この広告の物件は専有部分と共用部分により構成されるが、バルコニーは専有部分に当たる。
2.この広告の物件の専有面積として記載されている壁芯面積は、登記簿上の内法面積より大きい。
3.この広告の物件を購入した場合、近藤さんは管理組合の構成員になるかどうかを選択できる。
4.この広告の物件を購入した場合、購入前になされた集会の決議については、近藤さんにその効力は及ばない。
問10 解答・解説
不動産広告に関する問題です。
1.は、不適切。マンションやアパートの場合、専有面積にバルコニー面積は含まれません。バルコニーは、災害時に避難経路としてその部屋の居住者以外も利用するため、共用部分とされています。
2.は、適切。マンションの専有部分の床面積は、広告やパンフレット等では壁芯面積で表示されていますが、登記記録では内法面積で表示されています。よって、登記簿上の面積は、広告の専有面積よりも狭くなります(広告表示の方が広い)。
3.は、不適切。区分所有法により、分譲マンション等の区分所有者は、所有者自身の意思に関わらず、区分所有者の団体(管理組合)の構成員となります。
4.は、不適切。区分所有法により、マンションでは物件の管理等について話し合う集会を招集する必要がありますが、管理規約や集会の決議については区分所有者の包括承継人(相続人等)や特別承継人(中古マンションの購入者等)に対しても、相続・購入以前に決議された事項も含めて効力が発生します。
従って正解は、2.
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