問3 2023年5月実技資産設計提案業務
問3 問題文
下記<資料>は、外貨定期預金の契約締結前交付書面の一部である。この契約締結前交付書面に関する次の記述の空欄(ア)〜(エ)にあてはまる語句として、最も不適切なものはどれか。なお、<資料>に記載のない事項は一切考慮しないこととする。
<資料>
●商品概要
[商品名] 外貨定期預金
[商品の概要]外国通貨建ての、期間の定めのある預金です。
[預金保険] 外貨定期預金は、預金保険制度の( ア )です。
[販売対象] 個人のお客様
●税金について
[利息] ( イ )が適用されます。
[為替差損益]雑所得となります。
※雑所得は、原則として確定申告による総合課税の対象です。
●お預入れとお引出しに関わる為替手数料
[お預入れ]円の現金でのお預入れ(1通貨単位当たり) 米ドル:1円
[お引出し]円の現金でのお引出し(1通貨単位当たり) 米ドル:1円
例)お預入時点の為替相場(仲値)が1米ドル=140円の場合、1万米ドルのお預入金額は、( ウ )となります。
●その他
※外貨定期預金は、少額投資非課税制度(NISA)の( エ )です。
1.空欄(ア)にあてはまる語句は、「対象外」である。
2.空欄(イ)にあてはまる語句は、「申告分離課税」である。
3.空欄(ウ)にあてはまる語句は、「1,410,000円」である。
4.空欄(エ)にあてはまる語句は、「対象外」である。
問3 解答・解説
外貨預金に関する問題です。
1.は、適切。外貨預金は預金保険制度の保護対象外のため、金融機関破綻時も保護されません。
2.は、不適切。外貨預金の利子や外貨建てMMFの分配金は、円預金の利子と同様に、いずれも税率20.315%の源泉分離課税です。
3.は、適切。顧客が円を外貨に換える際の為替レートはTTSで、顧客が外貨を円に換える際の為替レートがTTBです(TTMは手数料上乗せ前のレート(仲値))。
TTS…「顧客が円売り」もしくは「銀行が外貨売り」ですので、「売り」=Sell
TTB…「顧客が円買い」もしくは「銀行が外貨買い」ですので、「買い」=Buy
預入時の仲値が1米ドル=140円で為替手数料1円の場合、預入時のTTS=140.00円+1.00円=141.00円 ←手数料1.00円を上乗せされてドル買い(円売り)
1万ドルの定期預金をしたわけですから、預入時のレートTTS1米ドル141.00円から、投資した円は、1万米ドル×141.00円=141万円。
4.は、適切。NISAは、国内外の上場株式・株式投信・ETF・REIT等が対象で、国債や公社債・公社債投資信託、外貨預金等の預貯金は対象外です。
従って正解は、2.
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