問18 2021年3月学科
問18 問題文択一問題
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.がん保険では、契約日から一定の免責期間が設定され、その期間中に被保険者ががんと診断確定された場合、がん診断給付金は支払われない。
2.特定(三大)疾病保障定期保険では、被保険者が所定の状態となって特定(三大)疾病保障保険金が支払われた場合、保険契約は消滅する。
3.更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。
4.先進医療特約では、療養を受けた時点で厚生労働大臣の定める先進医療に該当するものであった場合、先進医療給付金の支払い対象となる。
問18 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間(不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます)を設定(約3ヶ月)しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。
つまり、具合の悪い人が駆け込みで加入しても、保障を受けることができないようにしているわけです。
2.は、適切。特定(三大)疾病保障保険は、三大成人病のガン・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。よって、一度特定疾病保険金を受け取ると、以降は契約が消滅し、他の三大疾病にかかったり、死亡した場合も保険金は支払われません。
3.は、不適切。更新型の医療保険は、一般的に更新時の健康状態の良し悪しを問いませんので、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新可能です。
4.は、適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約で、加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象です。
よって正解は、3.
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