問11 2020年9月学科
問11 問題文択一問題
少額短期保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.少額短期保険業者と締結した保険契約は、保険法の適用対象となる。
2.少額短期保険業者が1人の被保険者から引き受けることができる保険金額の総額は、原則として、1,500万円が上限である。
3.破綻した少額短期保険業者と締結していた保険契約は、生命保険契約者保護機構または損害保険契約者保護機構による保護の対象となる。
4.少額短期保険業者と締結した保険契約に係る保険料は、税法上、所定の要件を満たせば、生命保険料控除または地震保険料控除の対象となる。
問11 解答・解説
少額短期保険に関する問題です。
1.は、適切。商法上の保険と実質的に同等内容の契約は、名称に関わらず保険法が適用されるため、保険法は、生命保険や損害保険だけでなく、傷害疾病保険(がん保険など)や共済契約(JA共済等)、少額短期保険にも適用されます。
2.は、不適切。小額短期保険では、保険金の総額は1人当たり1000万円以下とされています。
3.は、不適切。少額短期保険業者は、保険業法上の規制対象ではありますが、保険契約者保護機構の対象外のため、少額短期保険業者が破綻すると、被保険者の死亡により発生する保険金であっても、生命保険契約者保護機構や損害保険契約者保護機構からは補償されません。
4.は、不適切。生命保険料控除は、保険期間5年未満のものや外国保険会社との国外契約は対象外です。また、地震保険料控除は損害保険会社が販売し政府が再保険しているもの以外は対象外です。これに対し、少額短期保険は、保険期間が生命保険・医療保険は1年、損害保険は2年で、政府による再保険対象でもないため、生命保険料控除・地震保険料控除の対象外です。
よって正解は、1.
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