問49 2017年9月学科
問49 問題文択一問題
土地の有効活用の手法の一般的な特徴についてまとめた下表の空欄(ア)〜(エ)にあてはまる語句に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本人とは有効活用する土地の所有者のことである。
1.(ア)の空欄には「デベロッパー」があてはまる。
2.(イ)の空欄には「テナント」があてはまる。
3.(ウ)の空欄には「あり」があてはまる。
4.(エ)の空欄には「借地人」があてはまる。
問49 解答・解説
土地の有効活用方法に関する問題です。
1.は、不適切。事業受託方式とは、土地の権利者が自分で資金調達し、マンション等の建設・管理・運営といった事業のいっさいをデベロッパーに任せる方法です。
権利をそのまま維持でき、業務負担もありませんが、資金負担は大きいです。
よって(ア)の空欄にあてはまるのは、「本人」です。
2.は、不適切。建設協力金方式とは、建物は土地所有者が建設し、その建物に入居予定のテナント等から貸与された保証金や建設協力金を、建設資金の全部または一部に充当して建物を建設する事業方式です。
建設協力金方式は、郊外のロードサイドの店舗などでよく利用されます。
よって(イ)の空欄にあてはまるのは、「本人」です。
3.は、不適切。等価交換方式とは、土地所有者が土地を提供し、不動産開発業者(デベロッパー)等が建設資金を負担してマンション等を建設し、土地所有者と不動産開発業者等が土地と建物(それぞれの一部)を等価で交換する事業方式です。
土地所有者は資金負担無しでマンションの専有部分を取得できるため、高齢の土地所有者がバリアフリー化した自宅を取得したいときなどに利用されます。
よって(ウ)の空欄にあてはまるのは、「なし」です。
4.は、適切。定期借地権方式とは、土地の所有権を移転させずに、更新のない土地の賃貸借契約を締結することです。契約期間終了後は確実に土地が返還され、比較的安定した収入を確保することができますが、収入金額は多くありません。
よって(エ)の空欄には、「借地人」があてはまります。
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