問26 2016年1月学科
問26 問題文択一問題
外貨建て金融商品の取引に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.顧客が円貨を外貨に換えて外貨預金に預け入れる際に適用される為替レートは、預入金融機関が提示するTTB(対顧客電信買相場)である。
2.外貨建てMMFを買付後30日未満で換金した場合、換金の請求をした日の基準価額から所定の信託財産留保額が差し引かれる。
3.国内の証券取引所に上場している外国株式を国内委託取引により売買した場合の受渡日は、国内株式と同様に、売買の約定日から起算して4営業日目となる。
4.外貨建て保険は、円換算支払特約を付加することにより、当該保険契約の締結後から保険金の受取りまでの為替リスクを回避することができる。
問26 解答・解説
外貨建て金融商品の取引に関する問題です。
1.は、不適切。顧客が円を外貨に換える際の為替レートはTTSで、顧客が外貨を円に換える際の為替レートがTTBです。
TTS…「顧客が円売り」もしくは「銀行が外貨売り」ですので、「売り」=Sell
TTB…「顧客が円買い」もしくは「銀行が外貨買い」ですので、「買い」=Buy
2.は、不適切。外貨建てMMFは、購入・換金時の申込手数料や信託財産留保額を負担する必要はありません。
3.は、適切。株式取引において約定日から実際の決済日までの期間は、約定日を含めて4営業日で、国内の取引所に上場している外国株式でも同様です(約定日から3営業日後に決済)。
4.は、不適切。円換算支払特約は、外貨建て保険の保険金・年金等を円貨で受け取るために、請求のたびに付加する特約ですが、為替変動による損失を回避することはできません。為替リスクを回避するなら、通貨先物やオプション取引等による為替ヘッジがある保険を選ぶことが必要です。
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