問24 2015年9月実技資産設計提案業務

問24 問題文と解答・解説

問24 問題文

キャッシュフロー表を作成するうえでは、収入や支出などの変動率や運用利回りの予測も重要である。変動率や運用利回りを予測するうえで参考となる指標等に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

(ア)消費税率の引上げは、消費者物価指数を押し上げる要因となり得る。

(イ)円高外貨安は、輸入物価を押し上げる要因となり得る。

(ウ)新発10年国債の利回りは、国内の長期金利の代表的な指標である。

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問24 解答・解説

経済指標に関する問題です。

(ア)は、○。消費者物価指数は、一般消費者(家計)が購入する商品や サービス価格の動向を示した指数で、消費税も含みます。よって、消費税が上がれば消費者物価指数も上がります。

(イ)は、×。為替の円高・外貨安は、円ベースの輸入価格の下落要因となります。
例えば1ドル100円だったのが1ドル80円になると、1ドル分の海外製品を輸入しようとするとき、以前は100円必要だったものが80円で入手可能になるということですね。
反対に、為替の円安・外貨高は、円ベースの輸入価格の上昇要因となります。

(ウ)は、○。新発10年国債利回りは、新規発行された償還期間10年の国債の利回りを示しており、10年物国債は長期金利の指標となっています。
長期金利は、取引期間1年以上の資金を貸し借りする際の金利で、住宅ローンや事業融資の金利の目安になっています。
なお、短期金利とは、取引期間1年未満(数日から数ヶ月程度)の資金を貸し借りする際の金利で、代表的な指標として、無担保コール翌日物レート(無担保で翌日に返済する条件での金利。主に銀行間で使用)があります。

問23             問25-27

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