問23 2015年1月実技資産設計提案業務
問23 問題文
工藤家の2人の子どもの現時点における進学プランは下記のとおりである。下記<条件>および<資料>のデータに基づいて、工藤家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る教育費の予測数値を計算しなさい。なお、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
<条件>
[工藤家の進学プラン]
優香:公立小学校→ 私立中学校→ 私立高等学校→ 私立大学
海翔:公立小学校→ 公立中学校→ 私立高等学校→ 国立大学
[計算に際しての留意点]
・教育費の数値は、下記<資料:小学校・中学校の学習費総額>を使用して計算すること。
・下記<資料:小学校・中学校の学習費総額>は、平成26年の数値とする。
・教育費については、キャッシュフロー表中に記載の変動率2%を加味することとする。
・初年度納付金については考慮しないこととする。
・計算過程では円単位まで算出し、解答については万円未満を四捨五入すること。
<資料:小学校・中学校の学習費総額(1人当たりの年間平均額)>
(出所:文部科学省「子供の学習費調査(結果の概要)」)
問23 解答・解説
複利計算に関する問題です。
(イ)は、1年後の教育費で、資料の教育費に、変動率2%の増加分を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で資料の教育費より2%上昇した金額ということですね。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1年後、長男は公立小学校、長女は私立中学に在学中ですから、
1年後の長男の教育費=305,807円×(1+2÷100)1乗
=311923.14≒311,923円
1年後の長女の教育費=1,295,156円×(1+2÷100)1乗
=1321059.12≒1,321,059円
よって、1年後の教育費=長男の教育費+長女の教育費
=311,923円+1,321,059円=1,632,982円≒163万円
従って(イ)は、163(万円)
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