問21 2015年1月学科
問21 問題文択一問題
投資信託のパフォーマンスの評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.投資信託の運用報告書では、これまでの基準価額の推移や今後の運用方針を確認することができる。
2.パッシブ型投資信託は、運用成果がベンチマークの収益率からかい離するほど、運用成果が優れていると判断される。
3.収益分配金の有無や分配金の支払いの回数が異なる投資信託であっても、年率換算した累積収益率を用いて運用成果を比較することができる。
4.投資対象が異なる投資信託であっても、シャープレシオを用いて運用実績を評価することができる。
問21 解答・解説
投資信託の仕組み・商品概要に関する問題です。
1.は、適切。投資信託の運用報告書は、運用を指図した委託者(投資信託委託会社)が作成するもので、これまでの基準価額の推移や今後の運用方針を確認できます。
2.は、不適切。インデックス(パッシブ)運用は、ベンチマークの動きにできる限り追従することを目指す運用スタイルですので、ベンチマークの収益率からかい離(トラッキングエラー)が少ないほど、運用成果は優れていると判断されます。
3.は、適切。投資信託は、収益分配金の有無や分配金の支払いの回数が異なることが多く、単純に基準価額だけで過去の運用成績を評価できませんが、それまで支払われた分配金を年率換算した累積収益率(累積リターン)により運用成果を比較可能です。
4.は、適切。シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあったかを示すもので、言い換えれば、リスクを取って運用したことで、安全資産(無リスク資産)の収益をどの程度上回ったのか、比較できるようにした指標です(値が大きいほど超過収益率が高い=優れた金融商品)。
よって、投資対象が異なる投資信託であっても、シャープレシオでは同じ安全資産に対する超過分を算出するため、運用実績を評価可能となるわけです。
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