問6 2014年9月実技損保顧客資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは,Aさんが火災保険に加入した後に火災が発生した場合における保険金支払例を説明した。Mさんが,Aさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句を,下記の〈語句群〉のイ〜ヌのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

「仮に,Aさんが保険価額2,500万円の住宅に,保険金額を1,000万円として火災保険に加入した場合を例にご説明します。通常,こうした保険は( 1 )保険と呼ばれます。この火災保険に加入した後,Aさんの住宅が火災に遭い,損害が生じたとしましょう。この場合,支払われる損害保険金は( 2 )てん補により算出されることになります。損害額が500万円であった場合の損害保険金の額は,下記の算式で計算すると( 3 )となり,十分な補償は得られません。

損害保険金の額=損害額×保険金額/(保険価額×80%)

また,( 4 )特約を付帯すれば,原則として,再調達価額(新価)を基準に保険金額が設定されるため,損害額の実損払い(保険金額が限度)が可能となります」

〈語句群〉
イ.一部  ロ.比例  ハ.全部  ニ.特例  ホ.200万円  へ.250万円
ト.500万円  チ.全部保険  リ.比例てん補不適用  ヌ.価額協定保険

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問6 解答・解説

一部保険の比例てん補に関する問題です。

損害保険で、保険価額(評価額)が保険金額より大きい保険は一部保険といい、保険金額より小さい保険は超過保険といいます。

<例>ある建物に保険をかける場合
保険価額(評価額):2,000万円
保険金額:1,000万円⇒一部保険(損害が一部分の場合は比例して保険金減額=比例てん補)
保険金額:3,000万円⇒超過保険(保険の上限は実際の損害額まで=実損てん補)

仮に上記2,000万円の建物に1,000万円分の損害が発生した場合、一部保険では1,000万円全額がもらえるわけではなく、保険金額/保険価額=1,000万円/2,000万円=2分の1が削減されます(比例てん補)

本問の場合、保険価額2,500万円の建物に保険金額1,000万円の保険をかけており、一部保険となりますが、支払額は資料の算式に従って計算すると、
保険金額=500万円×1,000万円/(2,500万円×80%)=250万円

なお、一部保険であっても、価額協定保険特約を付加すると、再調達価額(新価)基準の評価と、保険金額限度の実損払いが可能となります。
※ただし、最近はこうした特約の付加ではなく、最初から再調達価額(新価)基準評価で、実損払いの損害保険も増えてきています。

以上により正解は、(1) イ.一部  (2)ロ.比例  (3)へ.250万円  (4)ヌ.価額協定保険

問5             第3問

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