問6 2014年9月実技中小事業主資産相談業務
問6 問題文
Mさんが,Aさんに対して説明した次の記述(1)〜(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「 Aさんが,NISA口座ではなく特定口座(源泉徴収選択口座)を開設し,平成26年中に上場株式の売買を行った場合,その売却益に対しては10.147%の税率で源泉徴収されます」
(2) 「 Aさんが平成26年中にNISA口座を証券会社で開設した場合,同年中にNISA口座を他の金融機関で開設することはできません」
(3) 「サスティナブル成長率は,企業の内部留保と利益率をベースに,今後の成長率を予測する際に用いる指標です。サスティナブル成長率は,『総資産経常利益率(ROA)×(1−配当性向)』の算式で算出されます」
問6 解答・解説
特定口座・NISA口座・サスィナブル成長率に関する問題です。
(1) は、×。源泉徴収有りの株式の特定口座で取引する場合、株式の売却代金から所得税・復興特別所得税と住民税を合わせて20.315%が源泉徴収されます。
(2) は、○。NISA口座は、複数の金融機関で開設できませんので、証券会社でNISA口座を開設すると、銀行や信金等の金融機関で口座開設はできません。
ただし、平成26年税制改正により、平成27年1月1日以降、1年単位でNISA口座を開設する金融機関の変更が可能となりました(変更する年にNISA口座に上場株式等を受け入れていない場合にのみ変更可)。
(3) は、×。サスティナブル成長率は、企業の今後の成長率を予測する指標で、以下の数式で表せます。
サスティナブル成長率=ROE×内部留保=ROE×(1−配当性向)
なお、ROA(使用総資本事業利益率)は、企業が所有している財産である、総資産を使って、どれだけ利益を上げられているかを示す指標です。
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