第1問 2014年5月実技個人資産相談業務
第1問 問題文
会社員のAさん(57歳)は,妻Bさん(56歳)との2人暮らしである。Aさんは,大学卒業後から現在までX社に勤務している。X社は満60歳定年制を採用しているが,継続雇用制度を利用することにより,60歳以後も厚生年金保険の被保険者としてX社に勤務することが可能である。
Aさんは,定年退職後もX社に勤務する予定であるが,X社の継続雇用制度を利用しない場合も含めて社会保険からの給付等について理解を深めたいと思っている。そこで,ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
Aさんおよび妻Bさんに関する資料は,以下のとおりである。
第1問 資料
〈Aさんおよび妻Bさんに関する資料〉
(1) Aさん(会社員)
生年月日:昭和31年10月8日
厚生年金保険,全国健康保険協会管掌健康保険,雇用保険に加入中である。
〔公的年金の加入歴(見込みを含む)〕
(2) 妻Bさん(専業主婦)
生年月日:昭和32年11月9日
高校卒業後から30歳でAさんと結婚するまでは厚生年金保険に加入。結婚後は国民年金に第3号被保険者として加入。
※妻Bさんは,現在および将来においてもAさんと同居し,生計維持関係にあるものとする。
※Aさんおよび妻Bさんは,現在および将来においても公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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