問21 2013年9月学科
問21 問題文択一問題
経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.消費者物価指数は、全国の世帯が購入する財やサービスの価格等を総合した物価の変動をとらえたもので、各種経済施策や公的年金の年金額の改定などに利用されている。
2.企業物価指数は、企業間で取引される財に関する価格の変動をとらえたもので、総務省により公表されている。
3.景気動向指数は、景気の現状把握および将来予測に資するために作成された指標であり、CI(コンポジット・インデックス)の一致指数が上昇しているときは、景気の後退局面と判断される。
4.完全失業率は、全国の公共職業安定所に登録されている求人数を求職者数で除して算出される。
問21 解答・解説
経済指標に関する問題です。
1.は、適切。消費者物価指数は、一般消費者(家計)が購入する商品やサービス価格の動向を示した指数で、総務省が毎月発表しており、調査結果は各種経済施策や年金の改定などに利用されています(インフレ・デフレ対策や年金の物価スライド等を決めるのに利用されているわけですね)。
2.は、不適切。企業物価指数は、企業間で取引される商品の取引価格の変動を示すもので、日銀が毎月発表します。
3.は、不適切。景気動向指数とは、景気の現状把握と将来予測のため、内閣府が発表している指標で、「先行」・「一致」・「遅行」の3つの指数があります。また、景気動向指数にはCIとDIがあり、CIが景気変動の大きさやテンポ(量感)を示し、DIは景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を示しますが、一致CI上昇=景気拡張、低下=景気後退であり、一致CIの動きと景気の転換点は、おおむね一致します。
4.は、不適切。完全失業率は、労働力人口(15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計)に占める完全失業者の割合(求職活動中の者等)です。
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